落石が起こった場合、気がついた人や起こした人はすかさず大声で ”ラク”と叫んでください。一般登山者である私たちは、”ラク” と山用語で行っても、”な~に?” ”なんだろな~”と思うかもしれませんので、通ぶらずに ”ラクセキ~” と言えばだれでも気づきます。
”ラクセキ”の声もしくは落石のはねる音を聞いたら、必ず左右20度程度範囲、自分の上(跳ねて横跳びすることを想定して)の場所を瞬時に落ちてこないかどうかを見極めることと、石の大きさによってもそうですが、横によける事。それが出来なければ頭を庇って斜面にくっつくことです。心理として、つい横の方を落ちていく石を見てしまいがちですが、自分に当たるかどうかが問題ですので必ず上を見ることです。
心得としてガレバを登るときは浮石は手で押さえて落石させない事です。