急な雪の斜面をトラバースするとき、雪の谷を登るときなどは特に注意が必要です。

雪崩の種類

新雪雪崩→新雪でドカ雪が降った時などに起こる。助かる確率が一番大きい
表層雪崩→根雪の斜面が夜間凍って日中の太陽によって融けたものが再び夜間になって凍り付き、その上に雪が降った場合に、凍った雪面に積もった雪が、何らかのきっかけで雪崩れる場合があります。
全層雪崩→積もりに積もってできた谷筋の雪が春先になると地面との温度差で根こそぎ滑り落ちる雪崩。もっとも助かる確率が少ない。

雪崩に関する注意点


雪崩の多い場所は、冬期ルートが設けられているところがあります。
特に亜高山帯以上の山には冬期ルートが設定されていますが、GPS地図には載っていません。
よく見かけるのは、GPSを頼りに何の躊躇もなく歩かれているケースが多く見受けられ、レポなどを拝見していると、急斜面の雪上をトラバースして怖かったというものを見かけますが、それは怖いはずで、知っている人は通らないのです。
他の人のトレースがついていても、動物的感覚でヤバイと感じることが安全登山に必要です。

 年々多くなっている遭難記事を見るたびに、”知らぬが仏”なのか疑問を抱いてしまう事象が目立って多いことを痛感しています。

投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。