一般登山者でも、お助け紐=補助ロープぐらいは持っていきましょう。

どんな時に必要か
突然の崩壊地に出くわす
ちょっとした段差の登り下りに
不安な時の安全確保のため
同行者が足の負傷をした時の手助けとして

お助け紐
山道具屋さんで売っている6ミリ~8ミリ程度の細引きと言われるロープで、メーター売りされています。
素材は心材と被覆材で覆われたポリエステル製のロープです。
私たちはこれで十分。

細引き利用の注意点
あくまでお助け紐
困った時の非常ロープですので、このロープで垂直壁の懸垂下降や確保ロープとしては絶対に使ってはいけません。その理由は、伸びないからです。
ロッククライミングのロープとは全く性質が違うという事を頭に入れておいてください
人の重さは楽に切れないほどの強度を持ち合わしていますが、転落で体にかかったGは1mの滑落でも死亡します。その点ダイナミックロープは伸びることによって死なないようなGに制限してくれるからです。お助け紐は絶えず荷重がかかった、もしくは手ですぐに止められるシチュエーションでしか使えません。要するにたるませないことが基本となります。
こんな限定的な利用しかできませんが、基本的ロープワークとカラビナとスリングがあれば乗り越えられるものなんです。

中級以上になれば、軽い沢登りや草付きの斜面確保、細引きを利用した懸垂下降など応用範囲が増えます。

とりあえずロープワークは後回しにして、細引きは常備したらよいと思います。
最低5mの長さがあれば通常の非常対策として十分です。

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投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。