いよいよ ヤマビル の季節が到来しましたね。
ヒル・・・なんとも気持ち悪~い生き物
尺取り虫のようにひょこひょこ歩く姿は可愛らしいけど、目もあるのかないのか判らない、ぬるっとした生き物。エイリアンみたい。
わー気持ち悪い
病気治療にヒルを利用!?
人類の英知。ヒルの吸血能力を利用して19世紀ごろからヒル治療が行われ、現在でも うっ血 を解消するなどの治療のためにヒルを使っている所もあるそうです。
ダニなどと違ってヒルに吸血されたからと言って、人体に影響するようなウイルスなどを媒介することは無いらしく。
考えてみるとそんなに怖がるような生き物ではなさそうですね。
たとえ吸われても痛くもかゆくもなく、いつの間にか血だらけに。
とはいっても、私は吸い付かれるとチクッと少し感じます。
まあ、気を大きくして、
吸いたければ、吸わせてあげましょう。くらいの気持ちを持てばいいのかも知れませんね!。
ヒルの生態
では、ヒルの生態はどんなものでしょうか?
ヒルは生存と産卵のために吸血するらしく、1匹のヤマビルが卵を産むと、数匹のヒルが生まれるそうですね。1回の吸血で1年ぐらいは食べなくても(吸血)、生きていけるといいます。実にたくましく省エネの生き物ですね。
登山経験で感じること
最近、ヒルを見る機会が増えてきました。話によると鹿が増えたために鹿の行動範囲に伴って広がったという話をよく聞きます。確かに、見る機会が増えてきました。
「子どもヤマビル研究会」https://ameblo.jp/hiruken2bcqwd5y/ の子供たちの研究報告を見させていただくと、ヤマビルは花崗岩質よりも石灰岩質の山を好むそうです。そういえばナメクジもコンクリートを好むことから類似点があるのでしょうか。
そして、ヒルは雨上がり後1日程度が活発という事で、湿った土を好むようです。
私のヒル対策に至る経緯
趣味の山登りを長年続けてきているのですが、ある日ヒルにやられました。
関東の丹沢方面は蛭の多い場所、私のホームベースの大峰、台高、鈴鹿もヒルのいるところです。でも、沢登りをしなければ雨の中を歩いても、たまに見かけたぐらいで気にもしなかったのですが・・・やられました。
足首にチクッとした感覚があって、そのまま歩いて下山後、見てみると丸々太っておられたのです。
取るには、タバコの火を近づけるとか、線香を当てるとか、塩を付けるとか。そんなもの持ってないし、無理に引っ張れば血がだらだらとなるしで。考えた挙句、試しにやってみたことは、小虫対策で持ってきていたハッカスプレーは効果絶大。
こいつをヒルにかけてやったらお見事。ポロリと瞬間に取れ、吸った血を吐き出しながら七転八倒。お亡くなりに!可哀そうですが仕方なし。
私流、ヒル対策開始
昔、若い頃に沢登りをしていたころ、地下足袋に草鞋スタイルでした。今の方には想像つかないでしょうが、地下足袋わらじは最高の沢登りアイテムでした。
苔でぬれた岩や草付きの高巻き、渡渉などではこの絶妙なグリップ感がありました。
その時に、皆がやっていたヒル対策は、女性愛用のパンスト。当時若かった私は、母親に無理を言って分けてもらいました。
こんなもの何に使うのと母親は???
ヒルは、このストッキングの目は通しません。現在の私。歳をとってパンスト、全く気になりません。
ヒル防護対策ご披露
目の積んだ伸縮性のあるスポーツタイツと女性用ストッキング
防護対策はできましたが、完ぺきではありませんあとは、長ズボン登山用靴下はストッキングの上に履き裾は靴下の下に入れます。上は長袖シャツで首周りに日本タオルかバンダナ。
そんな格好です。
ヒルは土や岩にいますので足から登ってきます。または、休憩時にザックを置いた際に取り付いた奴は、ザックを エッチラオッチラ登って首から入ってきます。
その対策
ヒルの多いところでは、地面にザックは置かず、スリングとカラビナで木に吊るしています。私の場合、そんなところでは通常は座りませんが、もし座るときは、黄色いポンチョを目一杯広げてその中に座ります。撤収時には、たとえばポンチョシートに黒いヒルが取り付いていても一目でわかりますから、明るい色のポンチョをシート代わりに使っています。
歩く時には、時々這い上がってきていないか注意して、上がってきていたら、ハッカスプレー一丁ぶちかまします。これで沢地も今まで被害には合っていません。
ただし、上がってきたやつはそのままにしておくと、上へ上へ、最後は首筋から侵入しますので・・・
その対策としては、とにかく膝までで指パッチンすることと
休憩時には地面に座らない事
ザックは、スリングなどで枝に引っ掛けておくこと
これで、ほぼ完ぺきだと思います。
参考までにAMAZONでこんな感じのものです。ご自身に合ったものをお試しを!!