スズメバチの恐怖体験!

 私はアナフィラキシーショック経験者です。子供のころにペニシリンで人事不省になったそうです。そして、スズメバチに5か所刺された経験者でもあります。

 丁度、登山中に道端の土中にスズメバチの巣があったらしく、目の前が一瞬にして真っ黄色になりました。今でも、あの羽音は耳から離れません。当時、父親と登っていたのですが父親の背中の服が蜂で見えなくなるほどで、子供ながらに泣きながら掻き落とした経験があります。あの時の手の感触 ぶちぶち と取れるときの音。背中を丸めた姿勢で針を刺している姿。その時の父は数十か所さされ、気丈ではありましたが朦朧として山道を歩いていたことを今も覚えています。あの時の恐怖は二度と経験したくありません。

 スズメバチに刺された時の痛さは想像を絶します。痛いというよりも熱いといった方が適切かもしれません。例えるなら、半田コテを押し当てたような感じです。

 私自身、次に刺されるとアナフィラキシーが起きるかもしれません。

エピペンはショックに陥った時の最後の砦

 私は薬剤によるアナフィラキシーの経験と蜂に刺された経験で、ショックにあった場合に即座に使用できるようにエピペンを常備しています。

 実際にショックは15分以内に起こるとも言われていますので、お医者さんにも躊躇せずにエピペンを打つようにと言われています。

 エピペンはお医者さんで処方していただける命を守る最後の砦かもしれません。

エピペンの入手は?

 では、エピペンはどこに行ったら入手できるのでしょうか?
 勿論、ドラッグストアでは売っていませんし、普通のクリニックでも処方していただけません。
 [ アナフィラキシー エピペン 専門医 ] で検索すると県別で専門医のリストが出てきます。


 保険適用で1本約3000円程度のものです。有効期間は1年です。1回使いきり。しかも、エピペンを処方していただくと、練習用のエピペン器具もついてきますので安心です。

エピペンってどんなもの!

 実際、エピペンってどんなものか想像もつかない方のために、少しご説明をさせていただきます。
エピペンは、写真のようなもので、私の持っているものは長さ16cm、幅3.5cm、重さ75g(ケース含む)です。プラスティックのケースに収められています。これは、薬剤が紫外線に弱いそうで、紫外線保護の目的らしいです。ケースには蓋があって、指で簡単に開けられます。中身は棒状の器具で後ろに青色の安全栓があって先端部はオレンジ色のニードルカバー(可動式)がついています。保存は15度~30度が望ましいとされています。
 構造は後ろの安全栓を外し、太ももに押し当てると自動的に針が飛び出し、その勢いで薬剤(0.3ml)が注入されるような仕組みになっているものです。練習用の器具で実際にやってみると、針はないので安心ですが、結構勇気がいりますね。エピペンWebサイトをご紹介します。https://www.epipen.jp/

 操作自体は簡単ですが、おかしいなと思った時には躊躇せずに太ももに押し当てる勇気と、即座に出せるようにザックに収納する工夫が必要ですね。

 これを打つと薬剤はアドレナリンの為、速攻性です。

 私はショック経験者という事で、これを2本処方していただいていますが、通常は1本でよいそうです。

これからの季節はエピペンをザックに!

秋口は、スズメバチが女王バチを守るために攻撃的になります。新聞などでもスズメバチに刺されてお亡くなりになるといった報道が多くなる季節です。。

 私の経験でも普通の登山道の脇の地中に巣を作っていましたから、素人ではどこに巣があるのか判別できません。何かの刺激で飛び出してくる、すさまじい勢いは手で追い払えるものでは決してありません。

 そういった経験からのお勧めとして、非常用にエピペンを持たれることは有益なことだと思っていますのでご紹介させていただきます。

エピペン以外にも防御策として

 私は秋11月が終わるまではスズメバチが凶暴化するために、ポケットに入るハンディーのハチスプレーをもっていってます。

 気休めかもしれませんが、巣から離れていてもスズメバチがぶんぶんし始めたら使えるようにしています。


商品は以下にリンクを貼っていますのでご参考まで!

投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。

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