私が登山靴を履き始めたのは、小学校6年のころだと思います。
 それまでは、運動靴でした。
 当時、父親から買ってもらったのは青のキャラバンシューズ。確か子供用は無く一番小さなサイズのものを買ってくれた記憶があります
 富士山登山に連れて行こうと父親が買ってくれたキャラバンシューズは、慣らしで六甲山を歩き、最終目標は六甲の半縦走約16kmだったと思います。

 その後は、山にはまり現在に至るのですが、ナイロン生地のキャラバンを 2足ほど。そして、高校生でノルディカ。大学でハンスワグナーと買い換えました。

 当時の革靴は外国製が定番でしたが、日本人の足型には合わず、文字道理、靴に足を合わせるはき方。甲高扁平日本人の足は特にイタリアの靴は合わせるのが難しく、幅を合わせると前が大あまり、長さを合わせると幅がきつくて痛い。必然的に大きめの靴になりました。保革油で柔らかくしてなじむように苦労をしたことを思い出します。また、革靴を履くと一人前の登山者気分にもなったものですが、とにかく重い靴でした。

 そういった意味では鋲靴世代ではありません。

 その後も、モンベルのお店が近くに出来たため、もっぱらモンベル。軽登山靴やトレッキングシューズを履き替え張り替え今に至ります。

 生地もゴアテックスになり技術的にも進んできてはいるものですが、何とはなしに革靴を履きたくなりました。ローバにしようかと考えていたところ、キャラバンから革靴が出ているという事を知り、日本人の足にはキャラバンもいいかなあと購入を決意。
取扱店であるコージツ山荘に行って購入しました。

 見た感じはしっかりした造りになっています。皮は国産ではありません。
持った感じは、軽さに驚きました。
 ソールはビブラム。昔の革靴時代はビブラムが定番でしたが、モンベルなどの新鋭国産スポーツメーカーが出てきてからは、生地の競争となり、独自のソール開発でビブラムのシェアーが極端に減ってきたようです。ビブラム底は濡れた苔の岩などが不得手でよく滑りました。その点国産ソールも優秀なものが出てきたので、ビブラムが下火になったのでしょう。

 しかし、最近の登山靴 特に軽登山靴からトレッキングシューズまではウレタン底になっていて基本張替え不可能で、3年程度で劣化してしまうという事で、私も一度里山歩きをしていて靴底が外れた経験があります。いきなり外れるのでびっくり仰天。紐でくくって何とか里まで下りてきました。そういう中、キャラバンの革靴はビブラム。改良されているのでしょう。   底のブロックパターンは昔のそれと違い、グリップしそうです。

 ビブラムでもメガクリップというソールはいいらしいですね。

 今回勝った革靴はメガグリップではなく通常のビブラム底ですが、張替がきくそうなので購入決定しました。ヌバックレザーですので保革油をぬりぬり、試運転も上々。いい感じな感触です。靴本体は皮、岩などで当たるような靴の周りをゴムで補強してあり結構しっかりした造りです。今のところは重厚な感じもあり大変満足しています。

投稿者

yamatano

1958年(昭和33年)生まれ 近畿の山々2,000m以下の低山のあらゆる尾根や谷からアプローチする山登りをしています。六甲山は250回以上、金剛山は400回以上、大峰、台高、鈴鹿の山々を主体に、登るブッシュハイカーです。

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